7.1 五里霧中

前回の講義から2日後、ワタシはサラに電話をかけ、ケビンの状況について何か知らないか聞いていた。 「実はね、ネコ美さん……」 サラは、重い口調でゆっくりと話し始めた。 「ネコ美さんが、インターンで働いている頃からね……予兆...

7.2 七つの猫缶

翌朝、目を覚まして時計を見ると、朝の5時だった。まあ無理もない、昨晩は夜8時には寝てしまったから。昨日は1日中、ボーとしていたけど、たくさん寝たおかげで、今日は頭がスッキリしている。やっぱり、猫には睡眠が大切だ。 起き上...

7.3 うまく使えば時間はいつも十分にある

「今日の『マネジメント力』の講義も、前回に引き続きタイラーが担当します。よろしくお願いします」 タイラーの声が、教室の隅々まで響き渡った。タイラーは低い声をしているが、そのお陰で安定感があり、よく声が通る。 「マネジメン...

7.4 ワタシに出来ること

「ネコ美、今日はぼーっとしてることが多かったけど大丈夫?」 ヨシムネがワタシに声を掛けてくれた。正直なことを言うと今日の講義の内容は、いまいち自分の事として聞くことができなかった。だって、キャッツアイに就職するというワタ...